特色ある教育活動

1 緑化活動について

 鳩山小学校では、学校応援団の皆様のご協力をいただきながら、四季色とりどりの花に囲まれた潤いのある環境作りに力を入れています。令和2年度には、鳩山小学校学校応援団が埼玉県から「彩の国美緑づくり活動団体」の認定証をいただきました。

 <学校応援団と協力しての活動の実績>2016年  緑化推進ドリームプロジェクトスタート 

  ※県のみどりの活動支援補助事業に応募し、採用されました。樹木植栽(ツツジ10本、サツキ10本)                  2017年  緑化推進ドリームプロジェクトⅡ

2018年  緑化推進ドリームプロジェクトⅢ

2019年~ FLOWER&SMILE運動

  ※全校児童による一人一鉢運動、花壇&プランターへの植栽、環境整備、鳩山小クリーンデー等の実施を 

   学校応援団の協力を得ながら活動しています。

       ※以前から毎年夏にはゴーヤを植え、「グリーンカーテン」作りをしていました。2017年度(令和2年

   度)には、県の補助金をいただき、学童正面広場の芝生化とゴーヤの隣には琉球朝顔による「グリー

   ンカーテン」作りも行っています。

 

 

 ※県のみどりの活動支援事業サイトへのチラシを添付します。ご覧ください。

            埼玉みどりのポータルサイト チラシ.pdf

2022年~  職員駐車場の旧田んぼの緑化活動  地域の方、社会福祉協議会の皆様の協力のもと実施

2023.10.18   彩の国美緑づくり・団体力アップ賞を受賞 (県庁での表彰式に参加、受賞した他団体との交流)

       

2 読書活動について

①読み聞かせの取り組み

 本校では、毎月第1月曜日の業前の時間に、学校応援団の読み聞かせボランティア「お話玉手箱」の皆様による本の読み聞かせを行っています。子供たちは毎月この時間をとても楽しみにしています。季節にあった内容や子供たちの成長にあった内容等、ボランティアの皆様が図書館等に足を運び選んだ本を読み聞かせてくださっています。新型コロナ感染症によるまん延防止措置の時期は、オンラインによる読み聞かせにも挑戦してくださいました。読み聞かせだけではなく、本の修繕等にも取り組んでいただいています。地域の方、鳩小OBの方、鳩小保護者の方が「お話玉手箱」に登録していただいています。HPをご覧になってご興味のある方は、鳩山小までご連絡ください。

 

②図書委員会の取り組み

 図書委員会は、本の貸し出しや図書室の整理・整頓等の常時の活動に加え、毎年10月には読書月間として、本により多く触れてもらう活動を行っています。今年度は、オンラインによる朝会で図書委員のお薦めの本を読み聞かせをしたり、クラス毎に「読書の王冠」を作成したりしました。読んだ本について「王冠」に書き、どのクラスもたくさんの王冠が貼られました。また、図書室に足を運んでもらおうと、読書スタンプカードを作成し、低学年の児童が中心に来室者が増え、図書委員の児童も喜んでいました。

 

③読書貯金カードの取り組み

 日頃から読書に取り組んでもらおうと、「読書貯金カード」を用いて読んだ本の記録をしています。コロナ禍となり、前任の校長先生の時から始めました。少しずつ取り組み方を工夫し、読んだ冊数(発達段階に考慮して設定しています)に応じて「読書賞」「読書大賞」の賞状を子供たちにプレゼントしています。令和4年度からは、町立図書館様とも連携し、図書館長様からの賞状をいただけるようになりました。私自身は「読書貯金カード」にある子供たちとのコメントのやりとりを楽しませてもらっています。コメントを読む度に、子供たちの素直な感性に驚かされます。これからも本の世界を味わう中で、物の見方を広げたり、相手の気持ちを思いやったりと心を耕していってほしいです。

 

3 体験的な活動等について

①5年生   稲作学習(事前学習・田植えから稲刈り・事後学習)

 須恵地区でお米づくりをしていらっしゃる方からご指導をいただきながら、5年生は田植えや稲刈り等の貴重な体験をさせていただいています。校区内で田んぼを見る機会が少ない子供たちにとって、裸足になって水の貼られた田んぼに入り、稲を植える体験はとても新鮮です。また、自分たちが植えた苗からできた稲を刈ることの達成感や精米されたお米を食べることの喜び等も味わいます。実体験を通して、子供たちはお米作りの大変さややりがい、喜びを学んでいきます。

<主な活動の流れ>

 4月下旬 稲作についてゲストティーチャーから学ぶ。

 5月下旬 田植え(ゲストティーチャーが指導)んぼ周辺の草取り、生き物等の観察

 6月中旬 田んぼ周辺の草取り、生き物等の観察

 9月中旬 田んぼ周辺の生き物等の観察

 10月上旬 稲刈り・はざがけ(ゲストティーチャーが指導)

 12月中旬 お米に関する調べ学習発表会(ゲストティーチャーを招待)

 1月下旬 収穫したお米を炊く(ゲストティーチャーを招待)

 

以上のように、1年を通して主食であるお米について、体験学習や調べ学習を通して広く深く学んでいます。

 

②浦和レッズハートフルクリニック体験

 6年生を対象に、浦和レッズハートフルクラブの方(元浦和レッズの選手等)をお招きして、講話とサッカー体験教室を行っています。令和5年度は12月21日に実施しました。浦和レッズは、「こころ」を育むことをテーマに、サッカーというスポーツを通じ、より多くのコミュニケーションが誕生する活動を行い、令和5年度で20周年を迎えたということでした。鳩山小では今回で8年目の体験となり、6年生は毎年楽しみにしています。今回も元日本代表キャプテンの経験のある落合キャプテンによる「こころ」をテーマにした熱いお話の後、「①一生懸命②楽しく③思いやりをもって」の三つのキーワードを胸に、3人のコーチとキャプテンと共に、思いやりの心あふれるサッカー体験をすることができました。

 

③プログラミング体験教室

 令和4年度から元東京電機大学の先生を講師にお迎えして、3学期に3年生と5年生の総合的な学習の時間に、プログラミング体験教室を実施しています。3年生は「ロボットを動かそう」をテーマに、プログラミングの大切さを知り、思い描いた通りに動かす「めいれい」(スクラッチ)を考える取組をしています。5年生は、「未来のロボットを考える」をテーマに、コースを決め、車両型ロボット(アーテックロボ)を意図的に動かすプログラムを考える取組をしています。

 

4 芸術鑑賞教室について

 埼玉県では、県民の方々に教育に対する理解を深めていただくとともに、学校・家庭・地域が一体となって県教育の充実を図るため、「彩の国教育の日」(11月1日)及び「彩の国教育週間」(11月1日~7日)を定めています。期間中、学校では多彩な取組を実施・公開しています。ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の関係で残念なことに取組に制限があったり、公開できなかったりしましたが、令和5年度は保護者を対象に公開することができました。

 鳩山小では、教育週間の前後に音楽会や芸術鑑賞教室を公開していました。ここ最近、芸術鑑賞教室については、文化庁が後援する事業に申し込み、隔年で音楽関係(演奏)と演劇を鑑賞しています。

<令和3年度>

打楽器奏者演奏グループ【打ax(ダックス)】による演奏

 11月17日に、感染防止のため、低・中・高学年に分かれ実施しました。打音色の音色の美しさ、迫力に感動し、自分も打楽器をやってみたくなったという児童が大勢いました。6人で一つの打楽器を演奏したり、生活用品を打楽器として演奏したりするパフォーマンスもあり、低学年の児童も飽きることなく観賞できました。コロナ禍で声に出して歌ったりできない分、チーム毎にボディパーカッションを取り入れ、演奏者と児童・保護者とが一体となって音を奏でられた経験は、表現することの楽しさ、喜びを味わえる素晴らしいものでした。

 

<令和4年度>

劇団「らくりん座」による「あらしのよるに」 

 9月22日に、コロナ禍ではありましたが、らくりん座さんが工夫を凝らしてくださり、6年生が劇に参加したり大道具に触れたりする体験ができました。劇の中で6年生が登場したことに1~5年生は大盛り上がりでした。何と言ってもらくりん座さんの演技、大道具等の迫力に子供たちは感激し、生で舞台を見られたことにとても喜んでいました。後日、図書室で原作である「あらしのよるに」の絵本を借りる児童もいました。

 

<令和5年度>

演奏グループ【JILLTONE(ジルトーン)】による演奏

 11月15日に、フルート、ピアノ、マリンバ&パーカッションの3人の演奏グループのJILLTONE様による芸術鑑賞教室を実施しました。低・中・高学年に合わせた選曲や、楽器の体験、鳩山小の校歌をサンバ風に編曲しての演奏等と工夫を凝らしてくださり、音楽の楽しさを存分に味わうことができました。あっという間の60分に、「こんなに音楽で楽しんだのは初めて!」と目を輝かせていた児童が大勢いました。